「ずっと使っていた農機具が動かなくなった。」「売りたいけど、こんな古いものじゃ大した値段にならないだろうし……。」長く使い続け動かなくなった農機具は、倉庫や納屋で眠らせたまま、処分もあとまわしになりがちです。
そんな悩みをお持ちの方に朗報です。古くなり持てあましている農機具でも、かしこく業者を選べば高値で売れるかもしれません。
今回は、農機具の買取業者を選ぶときのコツや、高価買取を実現させるためのポイントをご紹介していきます。このポイントを知っているかどうかで、農機具の売却の満足度が大きく変わること間違いなしです!
目次
動かない農機具は買い取ってもらえる?
古くなり動かなくなった農機具でも、ほとんどの場合は買い取ってもらえます。というのも、農機具はそれほど簡単に壊れるものではなく、古いものでも修理をすればまた使うことができるのです。
田畑で使われることを前提としている農機具は、自動車よりもずっと丈夫に設計されています。そのため、多少動かなくなったくらいであれば、パーツの交換や整備によって復活させられるのです。農機具の処分にお困りの方は、古いからとあきらめず、まずは査定を試してみましょう。
査定事例の多いメーカー&人気モデル
ここからは、実際に査定事例の多いメーカーと農機具を品目別にご紹介します。これらの農機具をお持ちの方は、高値で売るチャンスかもしれません!
トラクター人気買取モデル
- クボタ GT3
- 三菱 MT155
- 三菱 MT156
- ヤンマー ke-3
- クボタ B7001
- クボタ GL23
- ヒノモト C174
- クボタ A-155
- クボタ GT21
- 三菱 MT165
トラクターは土を耕すときだけでなく、肥料・種まき、除草や収穫など、農作業のなかのさまざまな場面で活躍してくれる農機具です。農家には欠かせない機具なので、中古品でも買い手が多くいるのです。
コンバイン人気買取モデル
- ヤンマー CA300
- クボタ ER320
- ヤンマー CA230
- ヤンマー CA105
- ヤンマー CA215
- クボタ RX900
- クボタ SR20
稲や麦の収穫時に使われるコンバインも、買取事例の多い農機具です。米食文化の日本では稲作用の農機具の需要が高いため、高額査定も期待できるでしょう。
耕運機、稲刈り機の人気買取モデル
耕運機
- イセキ ダンドボーイ80A-60
- ホンダ f760
稲刈り機
- ヤンマー PKG60
トラクターやコンバインのほか、耕運機や稲刈り機にも買取依頼の多いモデルがあります。倉庫に眠っているさまざまな農機具に、高価買取のチャンスがあるかもしれません。
中古農機具の買取相場ってどれくらい?
わざわざ農機具を売却するからには、それなりの価格がつかなければ満足できませんよね。実際のところ、中古農機具の買取価格はどれくらいになるのでしょうか。
農機具の買取相場の目安
買取価格の相場は、農機具の種類によって変わります。一般的な買取価格の目安は以下のとおりです。
- トラクター : 5万~40万円
- コンバイン : 10万~30万円
- 田植機 : 数万~10万円
とはいえ、買取業者がホームページなどで公表している買取実績はあくまで一例なので、参考程度に考えておきましょう。実際の価格を詳しく知りたいのであれば、無料見積りを試すことをおすすめします。
買取価格を知るために必要な情報
農機具の買取価格を知るために、「機種」「メーカー名」「モデル名」の3つの情報はおさえておきましょう。モデル名とは、車体の側面にアルファベットと数字の組み合わせで書かれているものです。
また、使用年数やアワーメーターの数値、もしあれば故障個所によっても価格が変わってきます。車体のコンディションをしっかり確認しておきましょう。
やっぱり無料見積りフォームが便利
査定のために出張料などを払っても、買取価格に納得できなければもったいないですよね。
無料査定をおこなっている買取業者の見積りフォームを利用して、買取価格を教えてもらいましょう。一度に複数の業者から見積りを取れるようなサイトを利用すれば、もっとも高値で買い取ってくれる業者がすぐにわかります。
農機具の買取相場は季節でちがう!売り時はいつ?
大切に使った農機具を売るからには、できるだけ高値に換えたいものです。そのためにも、農機具を売るときには季節にも注目してみましょう。季節と深く関係している農業で使われる以上、農機具の買取相場も季節によって変わってくるのです。
基本的には、農機具の商品価値が下がる前にはやく売るのが一番でしょう。それでも「できるだけ高く売りたい!」という方は、買取相場の上がる季節をねらって売却してはいかがでしょうか。
その農機のONシーズン前に買取相場が上がる
農機具の買取相場は、その農機具が活躍するシーズンの前に上がります。たとえば田植機であれば、全国的に田植えがおこなわれる4~6月の前に需要が高まります。あるいは稲刈りの季節である9月の前には、コンバインの相場が上がるのです。
冬を越すたびに商品価値が下がる!?
農機具を売却するうえで気をつけたいのが「冬越し」です。冬場には、使用しない農機具は倉庫などで放置されていることでしょう。長いあいだ使われずに冬を越した農機具は、春に動かそうとしてバッテリーが上がってしまうことが多いのです。
このような不具合は農機具の商品価値を下げてしまいます。使ってない農機具もきちんとメンテナンスをし、冬越しのダメージを受ける前に売却をしましょう。
農機具の買取相場をアップさせる方法
農機具の買取相場を左右するのは季節だけではありません。自分でもできる範囲で、農機具の価値を高める方法があるのです。
外観や内装をキレイにしておくのは効果大!
中古品としてふたたび買い手がつく以上、見た目の第一印象はとても大切です。外観や内装にキズや汚れがあるときには、できるだけキレイにしておきましょう。洗車して車体を磨いたり、シートの汚れを落としたりするだけで、買取価格が数万円以上もちがってくるケースもあるのです。
外したパーツやアタッチメントがあれば揃えておく
パーツがきちんと揃っているかどうかも、査定結果に大きく影響します。自分が使ううえで必要ないと思い、外したパーツがあれば揃えておきましょう。そのうえでアタッチメントなどのオプションもあれば、さらに高値がつく可能性もあります。
車検証の用意や燃料補充も効果的
車検証を用意して、適切なメンテナンスをしていたことをアピールするのも効果的です。また、すこし燃料を補充しておけば、農機具の動き具合を査定時に見てもらうこともできます。
近所の農機具店や農協に売るのは避けよう
農機具の販売店や農協は買取のプロではないため、中古品の販売ルートを持っていないことがほとんどです。もし持っていたとしても地元周辺に流れるだけでは、海外への輸出などと比べて高く売ることはできません。
また、在庫を抱えるリスクを避けるために、安く買い取ってすぐに売れるようなものしか扱ってはくれないでしょう。付き合いのある地元の売り先では、高値を要求しづらいということもあります。損をしないためにも、近所の農機具店や農協に売るのは避けましょう。
最適な業者を選びだしてから売る
餅は餅屋ともいうように、中古農機具の価値を見きわめ適切な価格をつけられるのは、やはり農機具を専門的に取り扱っている業者です。農機具の買取を依頼するときは、たしかな知識のある業者を選びましょう。
とはいえ、農機具の買取業者もさまざまあるため、どこを選ぶべきか悩んでしまうかもしれません。あなたの農機具にとって最適な売り先かどうかを判断するポイントを、次章で紹介していきます!
高く買取してくれる業者はどこ?判断基準5つ
高価買取のためには、なんといっても業者選びが肝心です。より高く買い取ってくれる業者を選ぶために、5つのポイントをおさえておきましょう。
まずは対象地域と取り扱い機種の幅をチェック
業者によっては全国対応をしておらず、対象地域が限られている場合があります。お住まいの地域でも対応してもらえるかどうかを、まずは確認しましょう。
また、売りたいと思っている農機具が、業者の取り扱い対象外ということもありえます。業者がどのような機種を対象としているか、事前にしっかりとチェックしておいてください。
販売ルートが全国~海外まで豊富にあるか
業者の持っている販売ルートの規模も、高く売るためには大切なポイントです。販売先の選択肢が多いほど、買取価格も高くなる可能性があるでしょう。日本全国だけでなく海外にまで販売ルートがあれば、さらに有利です。
買取実績が多く、早期売却が得意な業者か
買取実績の豊富さは、商品の回転スピードの速さでもあります。査定や売却のスピードが速い業者ほど在庫を抱えないため、その経費を買取価格にまわしてくれるでしょう。
状態のよい農機具なら国内販売に特化した業者を
比較的新しく状態のよい農機具は国内で高値がつくので、国内販売に特化した業者を選ぶとよいでしょう。一方で古い農機具を売る場合は、海外に販売ルートを持つ業者であれば、パーツ単位でも値段をつけてくれます。
出張料や仲介手数料の有無
売却価格を高くすると同時に、売却にかかる料金をおさえることもポイントです。査定のための出張料や販売の仲介手数料については、業者ごとに設定が異なります。業者を選ぶときには、それらの料金の有無も確認しておきましょう。
農機具の査定から買取までの流れ
業者を選ぶことができたら、さっそく査定を申し込みたいところです。ここからは、査定から買取までの流れを解説していきます。
1:農機具の情報を準備
まずは、売却したい農機具の情報を準備してください。「機種」「メーカー名」「モデル名」の3点は必ずおさえておきましょう。
2:査定の申し込み
農機具の情報を準備したら、業者にそれらの情報を伝えて査定を依頼しましょう。適正な価格で売るために、査定は複数の業者に申し込むことをおすすめします。
3:査定結果を受け取り、比較検討
申し込み時の情報による査定結果が、お客様に伝えられます。複数の業者による査定を比較して、納得できる買取価格かどうかを検討しましょう。
4:お引渡しとお支払い
査定結果に納得したら、農機具をお引き渡しいただきます。その後、業者が動作や状態の確認をし、問題がなければお支払いとなります。
まとめ
今回は、古くなった農機具の高価買取を実現させるポイントをご紹介しました。買取相場は、農機具の種類やメーカーだけでなく季節によっても変わってきます。農機具を売るときにはタイミングを見きわめましょう。また、車体の整備やパーツの準備など、買取価格をアップさせる方法もぜひお試しください。
高価買取を実現させるには業者選びも重要です。販売ルートや買取実績などの情報は、査定を申し込む前にしっかりと確認しておきましょう。また、査定を申し込むときは複数の業者に依頼し、お客様の満足できる業者を見つけることも大切です。弊社でも、お客様のぴったりな買取業者をご紹介いたしますので、まずはお気軽にご相談ください!