農業では作物の種類や作業の目的によって色々な農機具が使用されています。また、酪農などにおいても用途によって多種類の農業機材が活躍しています。
農業はそれぞれに形態や季節毎の作業も多様であるため、使用する農機具は非常に沢山の種類が使用されています。農機具買取業者ではその中でどのような製品を買取っているのでしょうか。
農機具には、小型特殊車両として使用する乗用のもの、手押しなどにより動かして使用するもの、設置して使用するものなど様々な製品があります。また、同じ使用目的でも小型から大型まで展開している農機具もあります。農機具買取業者が取り扱っている多種多様な農機具を分類に分けて紹介していきます。
トラクターやコンバインなど、大型自走農機具のほとんどを買取業者は取り扱っています。
これらの農機具は必要性や価格に比べて年間での活躍期間が短く、取り揃えるために大金が必要なことから、国内外で需要が高い農機具です。品質管理の行き届いた大型自走農機具は驚くほど高額で取引される傾向にあります。
取り回しの便利な中型・小型農機具には様々な種類があります。農地や耕地によって都合の良い農機具が違うことから、特定の型の農機具を愛好している農家は少なくありません。特定の需要を満たすために、買取業者が幅広く取り扱っている分類でもあります。
※「耕運機」とも表記されることもあるが「耕耘機」が正しい表記
定置型の農機具となる常設農機具は、近年技術が特に進歩した農機具分類のひとつです。無人運転や全自動など、新しいシステムを導入するために買い替えをする農家も増えています。依然として海外市場で日本製農機は根強い人気があることから、買取業者は精力的に買取を行っています。
農機具に取り付けられるアタッチメントも買取業者の取り扱い範囲です。農機具の規格によって最適なアタッチメントは異なりますので、品薄になりやすいアタッチメントも多いです。不用品として置いておいたアタッチメントが高額で売れるかもしれませんので、実家に眠っている際には一度査定を依頼してみましょう。
農機具買取の対象は重機や関連機器などの幅広い製品に及びます。
買取られた農機具はレンタル農業機械から部品販売まで、様々な用途に再利用できるため、買取申込に柔軟な対応ができるのです。買取範囲に含まれている、農業に関わる製品について確認していきましょう。
土地の大きさなど規模によって違いはありますが、農作業にはそれに付随した大掛かりな作業が必要になる場合があります。
買取業者ではそれに使用される重機や建設機械、土や肥料の運搬車に用いられるトラックなども取り扱っています。
農家では直接の農作業だけでなく、畑や水田の管理や作業準備のためにも機器が必要になってきます。
買取業者ではそうした際に使う農業専用でない機器も管理機などとして買取対象にしていることがあります。
農機具の売却は少しでも高値で行いたいと誰もが思うものです。
しかし、自分の農機具が市場でどれくらい人気があるのかは意外と分かりにくいもの。新品同様の新型農機であればもちろん期待が持てますが、何年も使用した農機具などではそう簡単に判断できないことがほとんどです。ただ、人気がある農機には幾つかの特徴があります。それぞれの特徴についてチェックしていきましょう。
型式の新しい農機具は人気製品となります。新しいものには電子油圧制御など最新機能が搭載されていることも多いため、メンテナンスの手間や費用が抑えられるというのも人気の理由です。
小型重機に関しても同様で、馬力クラスが高く古いタイプの重機なみのパワーがある新型機種は人気があります。
農機具は各種メーカーから販売されていますが、製造元の証明があると購買意欲が増す傾向にあります。特に国内メーカーなどの、信頼できる製造元から発行されている証明があれば、農機具自体の信頼度も増します。
例えば、トラクターはたとえ中古であっても需要が絶えない農機具のひとつですが、アタッチメント一式が揃っているとさらにその価値が上がります。
網付き、スタンドキャスター付き、ローダー付き、キャビン付きといった付属品が揃っている農機具は評価が高まります。
自動オープン機能やクローラーの状態などが新車時と変わらず良好に動作する状態なら、型落ち品であっても需要は減りません。故障や傷の有無は人気に大きく関係する項目です。
農機具を買取ってくれる業者は全国に数多く存在し、それぞれに取扱い製品も農機具に留まらず多岐に広がっています。
そのため、今ではどんな農機具を持っていてもほとんどの業者で買取対応を行ってもらうことができますが、その一方、売却時期や業者の得意な製品などによっても査定価格は変わってくることがあります。ですから、農機具の買取を考える時には、しっかりと農機の状態を保つ管理を行いながら、最良の買取を行ってもらえる業者に納得できる査定を依頼できるよう検討しましょう。