どれだけ使い古した農機具でも、傷だらけになった農機具でも、「可能な限り高く買い取ってほしい」と考えてしまうのは当然のことでしょう。そのためには複数社に査定してもらうのが一番なのですが、その際に懸念される事があります。
それは、農機具についてしまった傷です。農機具は乗用車などと比較すると、どうしても汚れや傷がつきやすくなってしまいます。そのため、農機具の買取をしようと思い立ったときには、既に大量の傷がついてしまっている事があります。立派に働いた勲章とも言えますが、このような傷は直してから査定に出したほうが良いのでしょうか。
実は、このような傷を補修するのはあまりおすすめできません。確かに、きちんと修理すれば中古の農機具でも査定額は上がると思われます。しかし、査定額の上昇と補修費用とを比較すれば、補修費用のほうが上回ってしまうことのほうが多いのです。そのため、結果的に損に終わってしまう事になります。人によっては自力で修理しようとされるかもしれませんが、中途半端な補修では査定額に与える影響はほとんどありません。
このような理由から、中古農機具は洗車と風雨をしのげる場所での保管を行う程度で良いでしょう。それが終わってから、農機具の査定をご依頼されるのがよろしいでしょう。