「コンバインはどれを選ぶべき?」「あまりコストはかけられない。費用を抑える方法が知りたい……」というお悩みに答えます。
コンバインを選ぶときには、事前に選び方や価格相場をしっかり確認しておきましょう。コンバインを適切に購入できないと「作業を楽にしたい」「コストがかからないようにしたい」という両方の目的を果たすことができなくなるからです。
ここでは、コンバインの価格相場から選び方のポイント・購入するときの節約術について詳しく解説していますので参考にしてください。この記事を読めば、省力化・収益化の両方を実現するためのコンバインの購入方法がわかります。
コンバインを新品で購入する場合、安いものでも200万円弱、高いものでは1,000万円を超えるものもあります。「コンバインは高い……」というのが農業関係者に共通する悩みではないでしょうか。
コンバインは、一台で収穫・脱穀・選別という3つの大変な作業をこなすことができる優れた農機具です。米や麦を生産する上で、コンバインはなくてはならない存在となっています。
しかし、自動車などに比べて生産台数が少ないことなどから、コンバインの価格は高くなりがちです。コンバインを購入するときには、収益とのバランスを考えることも大切でしょう。
コンバインには多くの種類があり、どれを購入するべきなのか迷うことが多いでしょう。高度な機能を持った機種は、デザイン性もよく作業がスムーズにおこなえそうで魅力的ではありますが、高価になってしまうのが難点です。
そのため、コンバインを選ぶときには、機能に優先順位をつけて選びましょう。大事なのは「刈り取る面積」「スピード」「ランニングコスト」の3つです。ここでは、その3つについて詳しく解説しますので参考にしてください。
コンバインを選ぶときにはまず、一度に刈り取れる面積を確認しましょう。コンバイン機種の説明には「〇条用」と表示されています。少し前までは3条用・4条用が多く出回っていましたが、最近では6条用や7条用が増えています。
○条用というのは、一度に○列の作物を刈り取ることができるという意味です。6条用であれば、一度に6列のコメや麦を刈り取りながら進んでいくことができます。広大な土地であれば、できるだけ条数の多いものを選ぶと作業がはやく済むでしょう。
コンバインを選ぶときには、スピードも大事です。コンバインは、刈り取るだけでなく、脱穀や選別の作業も同時におこないます。性能の低いコンバインの場合は、作業効率が悪く、刈り取るスピードを上げることができません。
購入するときに作業スピードを意識して選ばないと、実際に刈り取り作業をするときになって、あまりの遅さに後悔することになります。多くのコンバインでは、1時間でどのくらいの作業ができるのかを記載しています。複数の機種を比べて選ぶとよいでしょう。
コンバインは、購入して終わりというわけではありません。定期的にメンテナンスや部品交換をする必要があるということを覚えておいてください。コンバインでは、カッターやベルトが消耗品となっていますので、交換費用も考慮しておきましょう。
多くの機能を備えたコンバインでは、部品交換の回数や、交換する部位が増える傾向にあります。購入時には、部品交換やメンテナンスにいくらかかりそうなのかというランニングコストを確かめておくことが大切です。
コンバインは、農業に欠かせない大切な農機具ではありますが、そこから得られる収益を考えると、農機具に高い費用をかけていられないというのが実情ではないでしょうか。ここでは、コンバインにかかる費用を節約する方法を3つ紹介します。
コンバインを新品で購入すると、とても高価になってしまいます。そこで、中古のコンバインを選ぶというのもひとつの選択肢です。さまざまな理由で農業をやめてしまう人が多い昨今では、まだ使える農機具を売りに出すケースも多いようです。
中古市場でコンバインを探すときには、あとどれくらい使えるのかを確認しましょう。コンバインの耐用年数は、一般的に10年または走行時間1,000時間といわれています。残りの寿命のほかに、整備状況・アフターケアの有無もチェックが必要です。
コンバインは、収穫時期の短期間しか使わない農機具ですので、高いお金を払って購入するのは無駄だと感じる方は多いことでしょう。コンバインをレンタルで済ませれば、農機具の置き場所に困らないというメリットもあります。
今のところ、コンバインを持っている農家に、日にちやレンタル料を交渉して貸してもらうという方法が一般的です。貸し手が見つからない場合は、貸し出してくれる農家と借りたい農家のマッチングサービスをしている会社を利用するのもよいでしょう。
不要になったコンバインや田植え機など、古い農機具を売って、コンバインを購入する資金をつくるという方法もあります。中古の農機具は絶対数が少なく、需要が多いので、買い取り業者に引き取ってもらえば想定外の資金が手に入ることもあるからです。
下取りに出すときには、できるだけ高く買い取ってもらえる業者を探しましょう。一般的に、メーカーや代理店は、ライバル会社が少ないので下取り価格が安くなる傾向にあります。
一方で、一般の買い取り業者はライバルが多いため、できるだけ高い査定を出して買い取ってもらおうと努力していることが多いです。そのため下取りに出す前に、複数の買い取り業者で査定してもらって比べてみることをおすすめします。
コンバインは、収穫時期の短時間しか使いませんが、農作業には欠かせない農機具です。また、多くの農家では「高額な費用をかけられない」という実情を踏まえて、適切なコンバインをできるだけ安く購入する方法を考える必要があります。
本記事で紹介したのは、「中古市場で探してみる」「レンタルを検討する」「農機具を下取りに出して購入資金をつくる」という3つの方法です。自身の経営方針に合わせて節約術を取り入れてみてください。
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