近年、各地方で積雪量が増えていると聞きます。雪がよく降る地域ですと、雪が通行のジャマになったり、家から出られなくなってしまったりするため、除雪機をお持ちの家庭も多いのではないでしょうか?
しかし、除雪機は使っていくうちにどんどん劣化していくため、買い替えようと考える人も多いでしょう。使わなくなった除雪機は廃棄処分でなく、買取査定に出してみてはいかがでしょうか。
除雪機の買取査定では、いくつかのポイントがあります。そこで今回は査定してもらうにあたって確認しておくことや、業者選びのコツを紹介していきます。
目次
いらなくなった除雪機を査定に出す前に、除雪機の状態を確認しましょう。メーカーや除雪機のタイプによって、査定額は変わります。
買取査定に出すにあたって重要なのは、除雪機がちゃんと作動するかの確認です。買取業者に出したものは、のちに中古品として販売されます。故障してても買取もしくは引き取ってもらえる可能性があります。
長期間使っていないものは、しっかりと動作確認をしましょう。使っていない間に部品が錆びていたり、劣化していたりします。
除雪機に汚れがある場合は、きれいに掃除をしましょう。ホコリや表面上の目に見える汚れは、しっかりと取ります。また、部品に錆(さび)がないかどうかの確認も必要です。正常に動いたとしても、錆があると、査定価格が下がってしまうことがあります。
過去に除雪機が故障して解体修理をおこなったり、オーガ(除雪機の雪をかき取るプロペラ)の交換をしたりしている場合、買取業者に申告するといいでしょう。修理歴があっても、オーガが最新の物である場合は高価買取の対象になる場合があります。
最後に除雪機を使って、ガソリンが残ったままになっている人もいらっしゃるのではないでしょうか。ガソリンが残っている場合は、査定に出す前に抜いておきましょう。ガソリンを抜く際は、火の気のない屋外の風上でおこなってください。
除雪機をできるだけ高値で売りたいという人は、付属品も一緒に査定に出すのがおすすめです。部品の予備や取扱説明書などの付属品がそろっているだけで、査定額は大きく変わります。中古で何かしらのものを買うときには、付属品はついているに越したことはありませんよね。
購入時に売却のことまで考えているかたは少ないかもしれません。しかし使わない部品も紛失をしないように、丁寧に保管をしておいたり、きちんと管理をしておいたりすることによって、売却時の査定額は大きく変動するのです。
もちろん除雪機本体がきれいな状態が、ベストな状態であることは変わりありません。とはいえ、同様に本体以外の付属品もキレイな状態にしておいたほうが安心でしょう。今このときから、将来の売却に備えて管理を徹底しておくのもよいかもしれませんね。
積雪時に活躍する除雪機は、定期的にメンテナンスしているかどうかで査定額が変わります。いつかは除雪機を査定に出したいという人は、以下の点に気を付けるといいでしょう。
除雪機は、積もった雪以外にも石やゴミを巻き込んでしまいます。そういったものを巻き込む部品「シャーボルト」が傷つき、そのまま使ってしまうと故障やケガの原因になってしまいます。
除雪機に使われているキャタピラはゴムでできているため、ずっと使っているとゴムが伸びてきます。各部品に異常や劣化などが見られる場合は、部品の交換をしておくことで高価買取の対象になります。
除雪機にとって、エンジンは心臓部といっても過言ではありません。冬に活躍する除雪機ですが、エンジンは冬に劣化しやすくなります。結露によってエンジンオイルが劣化してしまい、エンジン内の不純物を取り除けなくなってしまうからです。
エンジンを長持ちさせるには、オイルの定期的な交換をおこないましょう。
除雪機を使わずに保管する際は、しっかりとバッテリーを充電しておきましょう。バッテリー残量が少ないまま保管してしまうと過放電してしまい、使いたいときに使えなくなってしまいます。
使わない場合はバッテリーを満タンにしておき、除雪機から外して保管しておきましょう。
除雪機を使ったまま放置してしまうと、除雪機についた雪が解けて、部品を錆びさせてしまうおそれがあります。また、雪と一緒に汚れもついてしまうので、拭き取れるものはすぐに拭き取りましょう。除雪機を使わない場合は、ガソリンを抜いて倉庫や物置での保管がおすすめです。
除雪機の査定では、いくつかの査定ポイントがあります。それは、除雪機の性能、馬力、使用年数です。除雪機はいろんなメーカーから販売されていて、機種によって買取金額も変わります。
除雪機は劣化が少なく、購入時と変わらない馬力を出せるものは状態がよいと判断されます。定期的なメンテナンスをすることで、全体的に劣化も抑えられるので、細やかなメンテナンスがおすすめです。
除雪機は使用した年数も重視されます。新しいものに価値が出るのは共通。とはいえ、長く使っていても機能面に問題がない場合は、年式が古くても高価買取の可能性があります。大手メーカーの物は一般的にも人気のため、高額買取の場合が多いです。
大手メーカーの除雪機をお持ちのかたは、メンテナンスをしてから査定に出すといいでしょう。
除雪機を高く査定してほしい、買い取りしてほしい場合、複数の買取業者から見積りを出してもらいましょう。買取業者によって査定価格は異なるため、買取価格が高いところに売るという人が多くいます。
しかし、見積りで高額だったにもかかわらず、いざ買い取りとなった際に問題点が見つかったと価格を下げたり、代金を支払わなかったりする業者もいます。業者を選ぶ際は、細かいところまで見てくれるか、どんな状態か説明をしてくれるかなど、業者の対応で決めるのも業者選びのひとつです。
なかには、古い除雪機を買い取ってくれる業者もあります。「少しでも買取の可能性があるなら」と思っている人は、まずは相談してみるとよいでしょう。また、除雪機以外の農具を売りたい場合は、いろんな農具を買い取っている業者がおすすめです。
買取業者を決める際は、対応、金額、業者が買い取っているものをチェックするとよりよい業者選びができます。
除雪機を査定に出す前に、除雪機の動作確認やメンテナンスをしておくといいでしょう。付属品や取扱説明書などがある場合は、すべて揃えておくと査定額も高くなります。将来的に査定に出そうと思っている人は、定期的なメンテナンスや部品交換がおすすめです。
また、業者を選ぶ際は、実際に買い取っているものや、買い取り実績を見るのもポイントです。全国展開している業者は安心感がありますが、場合によっては地域に沿った業者の買取価格が高額になる可能性も十分にあります。
業者選びの際は、複数の業者に見積りをとってもらうところから始めてみましょう。