近年農業に興味を持つ若者も増加傾向にあり、ますます安く手に入る中古農機具の需要が高まっています。買い手が高齢者でない場合、使用する年数も長くなるでしょう。
余裕があれば新品を購入する方がアフターサービスやメーカーの保証などメリットもありますが、「中古がいい」の農機具のメリットはそれだけではありません。
そこで今回は、中古の農機具について詳しく解説していきます。
中古を欲しがる買い手の気持ちを知ると、ご自身の手放す農機具に需要があるのかどうかイメージしやすくなると思いますので、ぜひ参考にしてみてください。
自動者販売店に比べて販売店も少なく、販売店でもおしゃれにディスプレイされているわけでもありません。広告も自動車に比べて少ないので、どのぐらい価格が相場なのか明確に理解できている方も少ないでしょう。
まずは、農機具の価格相場についてしっかり確認していきましょう。
稲刈りをした秋から手入れをしていなかった荒れた田んぼの土を耕すために必要です。硬い地面を掘り起こして田植えをしやすい土にします。
トラクター販売価格相場は、250万円ほどと言われています。
しかし高額なものでは、1000万円近くの価格で販売されることもありますので、明確な相場とは言えません。一方で、トラクターの買取価格はサイズや状態にもよりますが、20万~100万ほどとなっていることもあります。
トラクターには、専用の作業機械を付けることでさまざまな作業を行えるので需要のある農機具と言えます。
そのため、買取価格も高くなっています。アタッチメントやパーツの相場は数千円から2万ほどですので、需要のあるメインの農機具であるトラクターやコンバインと一緒に買い取ってもらった方が高く売れる傾向があります。
昔は、手で田植えをしていましたが、農業の高齢化でそのような風景もあまり見られなくなりました。今では、田植え機を使用している方が多いです。田植え機は、植え付け爪に苗を挟み、土の中に植えていく機械です。
前進するにつれて後ろに付けた植え付けアームが動き、均一に田植えができるのです。最近では、肥料も田植えと同時に苗の脇に置ける側条施肥機構のついたものも出てきています。相場は150万ほどです。一方で、買取価格は数万円~30万までと様々です。使用年数や状態によって変わってきます。
昔は、手で稲を刈っていましたが高齢化や稲刈りをしてから籾を取る必要があり重労働だということが理由で、コンバインを使用している方が多くなりました。米を収穫する際に使用します。稲を刈り取り脱穀までしてしまう素晴らしい機械です。
まだこの時点では、籾付きの米が出てきます。田んぼの規模によって8馬力の2条刈から120馬力など豊富な種類がそろっています。稲作をするのに一番高額な農機具と言われています。
コンバイン販売価格は100万~900万円まであり、相場は300万円ほどとされています。ただし、性能によって価格は変動します。
一方、買取価格の相場は10万~150万円であり、米の収穫と脱穀が一度にできるので、米農家には必需品の機械です。
収穫した籾は、乾燥させた後に、籾すり、選別を経て玄米になります。乾燥機には2種類あり、遠赤外線を用いたタイプと熱風を利用して乾燥させるタイプがあります。性能や一度に乾燥させる量によって価格は変わりますが、70万~80万円ほどとなっています。
コンバインで刈り取った籾の袋の運搬に使用します。軽トラックなど車でも可能ですが、手押し車のようなものであり、簡単に押して運搬できます。詰める量やサイズによっても変わりますが、20万円~100万以上と幅広いです。
農家の方であれば、軽トラックを持っている方もいるかと思うので、そういったことを考慮すると、少し需要が低いかもしれません。
農機具を購入する際に、新品と中古どちらがよいのか?比較してみて、自分にあった方を選びましょう。
農業の経験がない人ほど、初めにどんな農機具が必要なのかが把握できていないために性能の良すぎるものを購入してしまい使用しにくい場合もあるので、まずは中古から始めるのがおすすめです。
車の中古車のように、しっかり確認して販売していない場合もあり、整備が行き届いてないこともあるため、購入店舗がしっかり点検しているかを確認する必要があります。
農業を初めて行う場合、どれぐらいの頻度で作業し、農機具を稼働させるのかを考えてから購入する必要があります。また、農機具を使用したことのない素人の方が使用する場合は、なるべくメンテナンスがしやすいものを選びましょう。
中古を購入して、何度も修理に出すなんでことがあれば、修理費用が勿体ないですし、使用頻度もそれほど高くないのであれば、新品で購入しても無駄になりがちです。
農機具を購入することをお考えの方は、使用頻度や用途を考え、最適な価格で購入することが大切です。
もしご自宅に放置されている農機具があるのであれば、買取査定に出してみてはいかがでしょうか。中古の農機具は、故障のリスクは多少あるものの、重要は高く求めている方も多いはずです。型落ちや長年使用せずに眠っている農機具があれば、もしかすると高値で売却できる可能性もあります。
いかがでしたか?今回は、農機具の価格相場を中心にご紹介しました。新品と中古でそれぞれメリットとデメリットがあります。そのことを十分に参考にしていただいて、自分にはどちらが良いのかを選んでいただければと思います。
年数が経った農機具や、使わなくなった農機具も十分需要があるかもしれません。そのようなときは、買取に出すことをおすすめします。多くの業者の見積りを得るためには、当サイトの一括査定サービスを利用し、複数業者の見積りを比べることが大切です。